読書
「ブラック・エンジェルズ」文庫版第2巻 「ブラック・エンジェルズ」平松伸二 法で裁けない悪党を、主人公の雪藤洋士たち「ブラックエンジェル」が暗殺する。 漫画家・平松伸二の代表作「ブラック・エンジェルズ」は、私セレクトで10本の指に入る大傑作漫…
「死体は語る」 「死体は語る」上野正彦 犯罪で死亡した可能性がある変死体の死因を調べる医師がいる。 東京23区、大阪市、神戸市といった一部の大都市では「監察医」(公務員の法医)、それ以外の地域では地元の大学の「法医」が死体の状況を観察したり、…
「アオシマプラモの世界」 「アオシマプラモの世界」はぬまあん 幼い頃、作って遊んだ「宇宙空母(スペースキャリア)レッドホーク」が懐かしくなった。 個性派の模型メーカー、アオシマが放ったオリジナルメカのプラモデル「合体マシン」シリーズの代表作。…
「アップルデザイン」 「アップルデザイン」ポール・クンケル著、大谷和利訳 久しく触れていないが、Macintoshが好きだ。 私が初めて買ったパソコンはMacだった。 新聞社に入社1年目の1994年に当時、新製品だったPerforma(パフォーマ)5220を選…
「JIN─仁─」 「JIN─仁─」村上もとか 現代の脳外科医・南方仁が江戸時代末期にタイムスリップし、現代の医術で多くの人を救う物語。 当時の医術なら助からなかった患者を救う爽快感がいい。 有能な助手となる武家の娘・橘咲と吉原の花魁・野風という2…
「猛き黄金の国 道三」 「猛き黄金の国 道三」本宮ひろ志 主人公・斎藤道三に惚れながら美濃国乗っ取りの策略に役立とうと、国主の愛人になる美女・加奈に感情移入した。 ほかに3人の女性をある意味、野望の踏み台としながら、憎まれない道三の描き方が秀逸…
「暴力大将」 「暴力大将」どおくまん 主人公・力道剛が新婚旅行先で、行方不明だった初恋の女性・清水麗子と再会。力道は麗子に未練があり、麗子も力道に惹かれていた。力道と麗子はどうするか─── 漫画家・どおくまんの長編「暴力大将」は終盤、こんな状況…
「大いなる完」第3巻 「大いなる完」本宮ひろ志 努力の末、小作農家から大物政治家にのし上がった主人公・鉄馬完が老後につぶやく言葉が、胸を打つ。 地元の大地主・石倉家の娘で愛しい高子と一緒になれていたら、「小作でもなんでもええ。ほかには何もいら…
「史記列伝(2)」 「史記列伝(2)」小川環樹・今鷹真・福島吉彦訳 古代中国・戦国時代の名将・楽毅が書いた手紙「恵王に報じる書」は、読んだ者を涙させずにおかないと言われる。 楽毅は、隣の強国・斉に脅かされていた弱小国・燕の昭王に登用され、斉を…
「火の鳥 ヤマト編・宇宙編」 「火の鳥 ヤマト編・宇宙編」手塚治虫 漫画家・手塚治虫の「火の鳥 ヤマト編・宇宙編」の収録作品のうち「宇宙編」は、人間の心の闇を描く。 主要人物の宇宙飛行士、牧村が、異星人で妻のラダを殺して食べるシーンが印象深い。 …
「MiG-21フィッシュベッド」 世界の傑作機「MiG-21フィッシュベッド」 武骨な姿を初めて見た時には、格好悪いと思った。 機首に空気取り入れ口を置き、魚が口を開けたようにも見える不気味なスタイルは、MiG-15以来の旧ソ連のジェット戦闘機…
「火の鳥 望郷編」 「火の鳥 望郷編」手塚治虫 小学生の頃に読み、衝撃を受けた漫画のひとつ。近親婚、人肉食が描かれる。 生きるためにはそうまでしないといけないのか、という重いテーマを突きつけるのだが、発端は若いカップルの駆け落ちというところが面…
「火の鳥 乱世編」 「火の鳥 乱世編」手塚治虫 漫画家・手塚治虫の代表作「火の鳥」シリーズで、平安時代の源氏と平氏の戦いを題材にしたのが「乱世編」。 単行本は上下2冊に分かれている。 火の鳥7 作者:手塚治虫 朝日新聞出版 Amazon 火の鳥8 作者:手塚…
「正露丸のラッパ」 「正露丸のラッパ」田中聡 正露丸はもともと、日露戦争に出征する兵士たちのために陸軍が開発した薬だったという。 それまでクレオソートはヨーロッパからの輸入に頼っていたが、これを国産化し、さらに生薬を数種加えることで、新たな薬…
「ティラノサウルスはすごい」 「ティラノサウルスはすごい」小林快次監修、土屋健著 恐竜の代表格とも言える人気者ティラノサウルス。 活動した時代は白亜紀末期のごく一時期、今から7210万~6600万年前。 生息域も北米大陸の西側、「ララミディア…
「連載終了!」 「連載終了!」巻来功士 漫画家・巻来功士の名作「メタルK」は、「少年ジャンプ」連載当時(1986年)に読んで、引き込まれた。 メタルK 作者:巻来 功士 ビーグリー Amazon 江戸川乱歩やエドガー・アラン・ポーの作品のように怪しくてダ…
「爆発する歯、鼻から尿」 「爆発する歯、鼻から尿」トマス・モリス 著者トマス・モリスは英国のフリージャーナリスト。 前書きによると、ある時、19世紀の医学雑誌を見ていて、「腸全体の陰囊への急激な突出」という表題の次の論文に引きこまれたという。…
「ドイツ空軍計画機」 「ドイツ空軍計画機」パイロンズオフィス編 本書「ドイツ空軍計画機」を読むと、第2次世界大戦中のドイツの先進的な計画機が戦後、各国の軍用機開発に影響を与えたことがよくわかる。 大戦末期に敗色が濃くなって追い詰められた状況で…
「田宮模型の仕事」 「田宮模型の仕事」田宮俊作 タミヤは、プラモデル愛好家なら必ず世話になるであろう大手模型メーカー。 私が一番好きなメーカーだ。 製品の品質の高さは、世界一だと思う。 戦車や兵隊などの「ミリタリーミニチュア(MM)シリーズ」が代…
「日本プラモデル六〇年史」 「日本プラモデル六〇年史」小林昇 子どもの頃、プラモデルに興味を持ったのは、父が作っていたからだ。 特に記憶に残るのが、タミヤ製1/35スケールの「ドイツ駆逐戦車ロンメル」。 タミヤ MM ロンメル (1/35 ミリタリー…
「新谷かおる航空機グラフィティ」 「新谷かおる航空機グラフィティ」 漫画家・新谷かおるが描いてきた航空機の画集が「新谷かおる航空機グラフィティ」。 「エリア88」「ファントム無頼」といった作品の名場面を交えて紹介しており、作品を思い出して懐か…
「ヒットラーの息子」 「ヒットラーの息子」原作・小堀洋、作画・叶精作 この物語は、ラストが悲しすぎる。 犯罪組織「世界犯罪者同盟」の殺し屋で「ヒットラーの息子」との異名を持つボタンは、日本に潜入した際に記憶を失い、自分が何者か、なぜ日本に来た…
「ナショナルジオグラフィック日本版 30年トップ・ストーリーズ」 「ナショナルジオグラフィック日本版 30年トップ・ストーリーズ」 雑誌「ナショナルジオグラフィック」は好きで、時々、図書館で借りて読む。今回は珍しく書店で購入。日本版創刊30年…
「プッシーキャット キル!キル!キル!」 「プッシーキャット!キル!キル!キル!」空山基、ロッキン・ジェリービーン、寺田克也 セクシーロボットで知られる空山基。 エロかっこいい悪魔(?)を描くロッキン・ジェリービーン。 メカ×エロな作品を描く寺…
メル・ラモス画集 メル・ラモス画集 「Mel Ramos Pop Art Images」 ポップアートの画家メル・ラモスは、コカ・コーラ、ラッキーストライクといった商標と、女性のヌードを組み合わせた作品で知られる。 果物加工品メーカーS&Wの商標と組み合わせた作品は…
「人魚の森」「人魚の傷」「夜叉の瞳」高橋留美子 漫画家・高橋留美子の「人魚の森」「人魚の傷」「夜叉の瞳」の人魚シリーズ3冊は、読み応えのあるホラーの傑作でありながら、読後感が爽やかだ。 暗いストーリー展開ながら、主要登場人物・真魚の天然ぼけ…
「荒木飛呂彦の漫画術」 「荒木飛呂彦の漫画術」荒木飛呂彦 漫画家・荒木飛呂彦の作品は大好きだ。 「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」「ゴージャス☆アイリン」といった初期の作品から独特の魅力に引かれたけども、やはり、最高傑作は「ジョジョの奇妙な…
「T-38タロン、F-5A/Bフリーダムファイター」「F-5E/FタイガーⅡ、F-20タイガーシャーク」 世界の傑作機「T-38タロン、F-5A/Bフリーダムファイター」「F-5E/FタイガーⅡ、F-20タイガーシャーク」 軍用機プラモデルの魅力のひとつ…
「鬼切丸伝」(5巻) 「鬼切丸伝」楠桂 漫画家・楠桂の「鬼切丸伝」は、鬼を斬ることができる唯一の刀「鬼切丸」を持つ主人公が、歴史のさまざまな時代に潜む鬼を探して退治する物語。 同じ作者の作品「鬼切丸」の外伝的な作品だ。 基本的には1~3話でひ…
「マッドメン」 「マッドメン」諸星大二郎 諸星大二郎の作品は、だいたい、どれも好きだが、特にお気に入りが「海神記」と、この「マッドメン」。 「マッドメン」は、精霊を信じて自然と調和した暮らしを送るパプア・ニューギニアの民族の神話に迫る物語。 …