「神々の山嶺(いただき)」夢枕獏
エベレスト初登頂の謎を解くカギを握る登山家ジョージ・マロリーのカメラをめぐり、主人公の山岳カメラマン・深町誠が、エベレストを目指す孤高の登山家・羽生丈二を追うストーリー。
上下2巻とも分厚いけど、一晩で一気に読破できそうなくらい面白い。
登山がいかに命懸けか、エベレストに登ることがいかに大変か、よく分かる。
谷口ジローが漫画化した作品を読んだことがあり、原作を後で読んだ格好になる。
セリフや情景描写など、漫画はほぼ原作に忠実に描いていることが分かった。
ラストが漫画と原作で違う。
原作ではフィルムが見つからず、マロリーがエベレストに初登頂したのかどうかの謎は解かれないまま終わる。
漫画ではマロリーの遺体のそばにあった遺品からフィルムが見つかり、それを現像して見ているシーンで終わる。
(2015年1月18日Facebook投稿を転載)