「シュナの旅」宮崎駿
文庫版の漫画。オールカラー。
ある谷の底にあり、「ヒワビエ」という貧弱な穀物しかない貧しい王国の王子が、みんなの食生活を豊かにしようと、旅人から聞いた麦を手に入れるため旅に出る物語。
面白い。
黄金の穀物が風に揺れる風景、巨大な昆虫のような生物、謎の巨人、キリッとした少女──など、なんとなく「風の谷のナウシカ」にも通じる。
あと、大昔にモギとヨギというふたりの少年がコメという美味い食べ物を手に入れるため、死者の国に行くというストーリーの水木しげるの作品を思い出した。
(2015年9月3日Facebook投稿を転載)