
「美術手帖 2014年4月号 特集ポップ・アート」
リキテンスタインの「ヘアリボンの少女」が表紙に使われているのが気に入り、ヤフオクで入手した。
「ヘアリボンの少女」は、絵画の中で屈指のお気に入りの作品。訴えかけるような眼が良い。
若い頃、会社の先輩方や同期の仲間と100人規模の合コンを企画した際、参加募集チラシの作成を担当。「ヘアリボンの少女」を斜めにして3枚ずらして重ねたものをデザインに使った記憶がある。
(湯村タラの「タラ・ガール」を使ったチラシも作ったことがあるので、もしかしたら混同しているかもしれないが、、、)
当時、Photoshopという画像処理ソフトを知り、それやりたさにMacintoshを買い、写真を加工したり、コラージュ作品を作ったりして遊んでいた頃だった。
この美術手帖に掲載してあるヘアリボンの少女は、見開きページにまたがり見にくいのが残念。
まあ、ちょっと前にリキテンスタインの画集(タッシェンのもの)をヤフオクで買ったらヘアリボンの少女が載っていなくてがっかりしていたところだったので、とりあえずは、よしとしよう。

この画集、「ボールを持つ少女」という作品と、元ネタの新聞広告が載せてあるのが、興味深かった。
リキテンスタインの作品の元ネタというのは、考えたこともなかったので。
ネットで探したところ「ヘアリボンの少女」も元ネタがあり、比べてみると雰囲気がかなり違う。
元ネタの絵は、いいと思わない。アレンジしたリキテンスタインのセンスが光る。
美術手帖は、ポップアートの代表的な作家が紹介してあり、これまた好きな画家メル・ラモスが取り上げてあったのが、うれしかった。掲載作品は「タバコ・ローズ」。
メル・ラモスは、タバコやコーラなどの商品とピンナップガールを組み合わせた作品を手掛けた。昔、今井書店本の学校の洋書コーナーをよく見ていた頃に画集を買って、今でも持っている。
トム・ウェッセルマンの「浴槽コラージュ#2」も面白いと思った。受話器を手にして入浴中の女性の写真(?)と現物の便座、カーテンなどを組み合わせた作品。
鳥取県立博物館でこの春、開かれていた企画展「ニューヨーク・アートシーン」でも、トム・ウェッセルマンの作品があったような気がする。もっとよく見ておけば、よかった。
(2019年6月8日Facebook投稿を転載)
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