てっちレビュー

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「和樂 2019年8月号」 小原古邨は色使いがきれいで、小鳥の絵が可愛らしい

「和楽 2019年8月号」

「和樂 2019年8月号」

かかりつけの歯科医院の待合室にあり、ミュシャの名前にひかれて手に取った。特集で紹介されていた小原古邨の「梅花に鷽(うそ)」を見て気に入り、今井書店吉成店で購入。

 

特集によると、小原古邨は明治〜昭和初期の日本画家。フェノロサの助言を受け、海外輸出向けに大量生産可能な木版画を手掛けるようになったとか。

 

知らなかったが、色使いがきれいで、小鳥の絵が可愛らしい。

 

小原古邨「梅花に鷽」

特集は、葛飾北斎ら江戸時代の浮世絵版画の海外での人気を受けて生まれた、小原古邨ら明治以降の新版画の解説も興味深かった。

 

ミュシャの特集はまずまず。影響を受けた画家や漫画家のところは面白かった。

 

国内各地の美術館巡りの特集があった。

 

山陰ルートとして島根県立美術館と足立美術館が紹介されていたのも目を引いたが、それより面白かったのは、四国徳島ルートの大塚国際美術館(徳島県鳴門市)。世界の名画を陶板で再現して展示している美術館だという。

 

ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」とかあるそうで、そそられる。

 

大塚国際美術館のホームページを見てみたら、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画を再現しているという。

 

システィーナ礼拝堂天井画は、きょう行った歯科医院に縮小複製画が飾ってあるのを見たけど、原寸大複製画は迫力ありそうで、ちょっと見てみたい。

 

(2019年8月25日Facebook投稿を転載)