てっちレビュー

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測量魂③立木調査 山に生えている木の種類や大きさ、本数を調べる 自然に、木に親しんだ 妻がスズランテープで編み物をしたのを見て、思い出した

 

私の妻は、編み物が特技だ。

明るく、おおらかで仕切り屋、世話焼きのいわゆる「O型的な性格」(実際に血液型はO型)なので、意外にも感じるが、要は根気があるということなのだろうか。

妻は、パズルも好きで、特に「ナンバープレース」が大好きだ。

 

私からみれば、編み物にしろ、ナンプレにしろ、ちまちまと同じことの繰り返しが、よく飽きずにできるなと思う。しかも、業務でも罰でもなく、わざわざ好きこのんで。

私なら、無理だ(ちなみに、私は血液型B型。性格もいわゆるB型的だと思う)。

 

その妻が先日、LINEで「これ、編んだから使って」と画像を送ってきた。

画像を見ると、青い手提げ袋。

YouTubeで編み方を見て、「スズランテープ」で編んだという。

 

妻がスズランテープで編んだ手提げ袋。残念ながらピンボケ写真


www.youtube.com

 

「スズランテープ」って何?

そう思ってネットで調べてみると、私がかつて測量の仕事をしていた頃、「立木(りゅうぼく)調査」に使っていたテープ。

測量の仕事をしていた頃は、単に「テープ」と呼んでいたので、「スズランテープ」という商品名だとは知らなかったが、懐かしくなった。

 

<立木調査とは>

立木調査とは、例えば、山に道路を整備する時に用地にかかる土地の立木を補償するために、どんな種類で、どのくらいの大きさの木が何本あるのかを調べること。

まれに、平地の現場で民家の庭木を調べることもあるが、私がいた測量会社はたいてい、山が現場で、立木調査も山に生えている木を調べていた。

「スズランテープ」は、調べた木に目印として巻くのに、使っていた。

 

スズランテープは、手のひじから手のひらにかけて、ぐるぐると何回も巻き、ある程度たまったところで輪っか状になったテープを切って、ひも状にする。

切る前に真ん中あたりを結わえておく。

できあがるのは、「ポンポン」みたいな状態のものだ(ポンポンではないので、細く裂いたりはしない)。

これをいくつか、腰に結わえておいて、使う。

ポンポン状のものをいくつか腰に結わえた状態は、腰みのを着けたような姿になる。

冷静に考えると、かなり格好悪いが、まあ、山の中なので、測量会社の同僚以外の人に見られることはない。

 


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木の種類は、どの程度、区別するか。

山にある木を調べるケースで、私の経験から言うと、、、

針葉樹は、だいたい、人工的に植えてあるので、はっきりと区別する。「マツ(ちなみに、山に生えているのはアカマツ。庭に植えるのはクロマツ)」「スギ」「ヒノキ」がそうだ。

たいてい、自然に生えている広葉樹は、「雑木」として扱うが、例外もある。「ケヤキ」はなぜか、区別していた。山の中にはあまり生えていないが、「サクラ」「ツバキ」など、花を楽しめる木も区別していた。逆に言うと、「クヌギ」「ブナ」「シイ」といった木は、「雑木」として数えていた。

マツ、スギ、ヒノキの区別は、誰が見てもすぐわかると思うが、広葉樹は、ちょっと、難しい。見て、覚えるしかない。もう、かなり忘れてしまったが、例えば、ケヤキは、幹に対する枝の張り方で見分けていた(あまり横に広がらず、上に向いて枝が伸びる)。木の肌の感じも判断材料だった。ケヤキの場合は、何と言い表したらいいだろうか。先輩には「性病(皮膚病?)みたいな肌」と教わった。湿疹が出たような肌と言えばいいだろうか。「サクラ」も、そんな肌。クヌギは、ゴツゴツしていてタテにひびが入ったような肌で、わかりやすいけども、「雑木」扱いで、区別しなくていいので、残念だった。

 

 

木の大きさは、「胸高(むねだか)直径」(自分の胸の高さくらいのところの直径)を測る。「コンベックス」という巻き尺で測っていた。

 

 

<木は生きている>

山の木をじっくりと眺める経験は、山仕事でもしていない限り、なかなか、ないと思う。

測量で立木調査をしていた頃は、自然に、木に親しみがわいた。

同じ種類でも、いろんな大きさの木があるから、生き物だということも実感した。

そう言いながらも、測量の見通しを確保する際に「そこの木が邪魔だから切ってくれ」と言われて、ナタで切り倒すなんてこともしていたのだけども。

 

現在は、測量の技術が進歩しており、「レーザー測量」で立木の調査もできるようだ。

レーザーを発する機器で周囲の木の本数や太さが短時間で測れるらしい。

 

www.owl-sys.com

 

レーザー測量での立木調査がどの程度、一般的になっているのかは、わからない。

今では、一本一本、木を触って測り、スズランテープを巻くといった方法は、廃れたのだろうか。

もし、そうだとすれば、木に親しみがわいたり、生き物だと感じたりという感慨は、測量の現場から、なくなっているのだろうか。

 

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