てっちレビュー

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<妻の大腸がん闘病>人工肛門を閉じる手術が無事に終了 開口部を縫わない「陰圧閉鎖療法」に興味がわいた

(上記のAmazon商品は本文とは直接関係ありません)

 

妻が3月4日に入院し、5日に手術を受けた。

2025年12月の手術では、大腸がんの患部を取り除いた。

そして、つないだ大腸が元気になるまでの一時的な措置として、小腸の途中を切って脇腹の外に出し、人工肛門を作っていた。

今回の手術では、人工肛門を閉じて、小腸を元に戻した。

 

www.tetch-review.com

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4日に、助手的な若い医師から、手術の説明を受けた。

人工肛門があるところの脇腹を、「◇」みたいな形に切り開き、切っていた小腸をつなぐ。

「◇」みたいな形の開口部は、閉じない。

開口部の治癒を促す装置を脇腹に取り付け、開口部が自然に閉じるのを促すという。

「なぜ、縫って閉じないんですか」と素朴な疑問をぶつけたら、絵を描いて説明してくれた。

 

若い医師がこんな絵を描いて説明してくれた(ここに載せた適当な絵は私が描いたもの)

説明によると、脇腹の皮膚の下に筋肉があり、その下に膜があり、その下に脂肪があり、その下にまた膜があり、その下に小腸とか内臓がある。

内臓を覆う膜は縫って閉じるのだけども、手術後しばらくの間は、開口した筋肉の部分や脂肪の部分から膿が出てくるので、膿を取り除かないといけない。

 

このため、膿を取り除きつつ、開口部に肉がわいて自然にふさがるのを促すという。

脇腹に取り付ける装置は、陰圧(吸い込む力)を開口部にかける仕組みになっている。

膿を吸い出し、開口部を引き寄せて、ふさがるのを促すという。

 

そんな治療方法があるんだと思い、興味深かった。

 

あとで長女(研修医)に聞いたら、「NPWTだね」と言っていた。

NPWTとは「陰圧閉鎖療法(Negative Pressure Wound Therapy)」の略称だという。

この療法に使う装置のメーカーのホームページで調べようとしたら、「医療関係者向けの情報」とのことで見られないみたいだった。

 

ネットで検索したら「医療法人創流会朝日病院」のホームページにある「陰圧閉鎖療法Q&A」が図解付きで、表現もわかりやすかった。

説明を抜粋してみると・・・「傷にスポンジに似たフォーム材を当てて、その上をフィルムで密封し、吸引装置を使って陰圧をかけることにより、傷の治りを促進する」「吸引して陰圧をかけることで、傷が収縮し、機械的刺激が加わることで、傷を治す細胞が活発に働くこと、必要のない浸出液を除去すること、血流が増加することなどによって、傷の治りが促進されると考えられている」・・・とのこと。

 

www.as-hp.or.jp

 

あと、手術の説明では、人工肛門を作るために体外に出していた小腸は、先端を切除してから、つなぐというのも気になった。

「先端を取り除くのは、なぜですか」と、これまた素朴な疑問をぶつけた。

若い医師によると、人工肛門を作るために体外に出した小腸の先端は、内側が出るようにめくって、脇腹の皮膚に縫い付けて固定してあるらしい。

だから、縫い付けた脇腹の皮膚ごと取り除くのだという。

 

5日の手術は、無事に終了。

午後2時すぎに始まり、4時すぎに終わった。

病院内の食堂で待機していたら、4時すぎに呼ばれて説明を受けた(長女も同席)。

 

前回の手術の時みたいに、主治医の先生は、取り除いた小腸の一部を持ってきた。

前回、持ってきたのは、取り除いた患部で、「ここに腫瘍ができていた」とか現物を示しながら説明してくれた。

今回、取り除いた小腸の一部は、見ても仕方ないし、これに関する説明もなかった。

別に持ってこなくてもよかったのではないかと思った。

 

あとで、長女に聞いたら「ちゃんと、事前の説明通りに手術しましたよ、という証拠として持ってきているんだよ」とのこと。

そういうものなのか。

 

人工肛門をやめて小腸をつないだので、今後は、お尻から大便が出る。

主治医の先生によると、しばらくは下痢になるし、ちゃんと大腸が機能しているかは、しばらく様子を見ないとわからないという。

「もし、大腸がちゃんと機能しなかったら、人工肛門に戻さないといけないけど、若いし、大丈夫でしょう」とのことだったので、ホッとした。

ところで、「しばらく」って、どのくらい様子を見ないといけないのだろうか。

「2~3カ月くらいですか。半年くらい?」と聞いてみたけど、「個人差があるので、なんとも言えない」という真面目な返答だった。

 

一方で、主治医の先生には、また、「息子さんですか」と言われた。

前回もそうだった。

あとで、長女に聞いてみると、「前回会ったのは3カ月も前だし、毎日、何人も患者さんや家族と接するから、覚えていなくても仕方ないよ」「夫か、息子か、わからない時は、とりあえず、若く見て、言うんだよ」とのこと。

そういうものなのか。

 

主治医の先生は、忙しかったのか、今回は説明が手短。

私は、いろいろと素朴な疑問をぶつけたのだけども、あとで長女に聞いたところによると、主治医の先生が、何度も腰を浮かせて、イスから立ち上がろうとするのを、私が引き留めるから、長女は、そのことのほうが気になっていたという。

 

手術を終えた妻は、傷が痛いと言って、元気がなかった。

前回はそんなことはなく、手術直後から元気だったのに。

前回は、開腹しない「腹腔鏡手術」だったからか。

入院期間は「1週間~10日程度」らしい。

もう一度くらい、様子を見に行きたいけど、もう3月は休めないかもしれない。