てっちレビュー

新聞記者が綴る読書、音楽、映画・・・etc.あと、記者の仕事あれこれ

岩国基地フレンドシップデーに遠征 デモ飛行はF-35Bのホバリング、F/A-18E/Fのベイパーコーンが見どころ F/A-18C/D、F-15J、F-2の地上展示も目を引いた

F-35Bを前から見たところ。岩国基地にて

2026年5月3日、岩国航空基地フレンドシップデーに出かけた。

海上自衛隊と米海兵隊が共同使用する岩国航空基地(山口県岩国市)の航空祭。

2012年に初めて出かけて以来14年ぶり。

妻の計らいで、フレンドシップデーを観覧するバスツアーに夫婦で参加した。

ちなみに、妻は、軍用機には全く興味がない。

軍用機マニアの私のために考えてくれたこと。

感謝。

 

今回、目当てのひとつは、2025年に岩国基地に移転した米海兵隊の第232海兵戦闘攻撃飛行隊「レッドデビルズ」の戦闘攻撃機F/A-18C/D。

米軍のF/A-18は発展型のE/F型、通称「スーパーホーネット」に置き換わっており、旧型のA~D型、通称「レガシーホーネット」を使う部隊は珍しい。

私は、大型化して太ったスーパーホーネットより、小柄でスリムなレガシーホーネットが好みだ。

フレンドシップデーの会場に入って、すぐ、地上展示してあるのが目に入ったから、早速、見に行った。

(今回、カメラは持って行かなかった。重いし、天気予報が雨だったから。写真は全てiPhoneで撮影)。

 

海兵第232戦闘攻撃飛行隊のF/A-18C/D。岩国基地にて

もうひとつの目当てのひとつは、ステルス戦闘機F-35B。

これも地上展示してあったので、見に行った。

本物を見るのは、これが初めて。

 

F-35Bを横から見たところ。岩国基地にて

地上展示で、ほかに目を引いたのは、ともに航空自衛隊の戦闘機のF-15JとF-2。

F-15Jは過去に航空自衛隊の基地の航空祭でデモ飛行を見たことがあるけど、地上展示で見るのは初めて。

 

F-15J。岩国基地にて

機体の後部に回って、エンジンのノズル(排気口)を見た。

ジェット戦闘機のエンジンノズルは、アフターバーナー(推進力を増大させる装置)使用時には広がり、通常飛行時は狭まって、ジェット噴流を調節する「可変ノズル」を採用していることが多い。

F-15Jの可変ノズルは、ごちゃごちゃした形状をしており、プラモデル愛好家としては、かっこよく感じるポイント。

プラモデルや写真で見て、形状は知っていたけども、本物を見ると、また、興味深い。

F-2のシンプルな形状の可変ノズルと比べてみてほしい(なお、F15も型式によってはシンプルな形状の可変ノズルを使っている)。

 

F-15Jの可変ノズル。岩国基地にて

F-2を後ろから見たところ。岩国基地にて

F-2は、米軍の戦闘機F16をベースに国産化されたものなので、よく似ている。

2012年の岩国基地フレンドシップデーの時に撮ったF-16の写真も載せておく。

 

F-2を前から見たところ。岩国基地にて

F-16。2012年、岩国基地にて

垂直離着陸機(VTOL)のV-22オスプレイも地上展示されていて、初めて見た。

尾翼に富士山が描かれたものが米海軍のもの。地味なのが陸上自衛隊のもの。

 

米海軍のオスプレイ。岩国基地にて

陸上自衛隊のオスプレイ。岩国基地にて

戦闘機のデモ飛行が始まると、ものすごい轟音が周辺に響き渡った。

妻は「こんなにうるさかったら、基地に住民が反対するのも、わかるね」と言っていた。

デモ飛行では、F-35やF/A-18が、離陸して、すぐに急上昇したり、低空で進入してロール(横転)し、背面飛行を見せたりして、目を引いた。

 

見どころは、F-35Bのホバリング。

F-35の各型のうち岩国基地にも配備されているB型は機体中央部に下方向にジェット噴流が噴き出すリフトエンジンを備えた垂直/短距離離着陸機(V/STOL機)。

さらに、機体後部のメインエンジンは、ジェット噴流が噴き出す向きを下にしたり、後ろにしたりと変えられる。

ついでに言うと、左右にも変えられる。

 

V/STOL機の代表格、ハリアーは、機体側面の左右に可変ノズルを備えていて、噴き出す向きを下にしたり、後ろにしたりできる。

2012年の岩国基地フレンドシップデーで撮ったハリアーの写真も載せておく(可変ノズルは、わかりにくいかも)。

 

ハリアー。2012年、岩国基地にて

V/STOL機は、ヘリコプターのように空中でホバリング(静止飛行)ができる。

しかも、F35Bの場合はメインエンジンのノズルを左右に動かすことで、ハリアーの場合は左右のエンジンノズルの向きを調整することで、ホバリングして水平姿勢を保ったまま、その位置で機体を回転させて進行方向を変えられる。

今回のデモ飛行で、F-35Bは、それをやって見せた。

会場の左手から低空で進入してきて、ホバリングし、ゆっくりと回転して向きを変え、もと来た方向に飛んで行った。

 

(ネットで見つけた動画。ご参考までに)


www.youtube.com

 

F/A-18E/Fスーパーホーネットのデモ飛行では「ベイパーコーン」を見せたのが圧巻だった。

「今から、時速900キロ(マッハ0.85)の高速で通過します。何が起きるか、見ていてください」とのアナウンスの後、スーパーホーネットが低空で進入し、高速で通過。

そうすると、機体の後部に霧をまとったような姿になった。


(ネットで見つけた動画。ご参考までに)


www.youtube.com

 

このような霧をベイパーコーンという。

高速飛行すると、機体前方の空気が押しつぶされる。

押しつぶされた空気が機体の中ほどを通り過ぎると、今度は一気に膨らむ。

空気が急激に膨らむと、温度が下がる。

すると、空気中の水蒸気が冷やされて霧に変わる。

・・・という仕組み。

初めて見た。

湿度が高いと起きやすいそうだから、雨模様のこの日は、ベイパーコーンを作るには、条件が良かったかもしれない。

残念ながら、この写真は撮れていない。

 

会場は、早朝から小雨模様だったけども、昼過ぎには雨が本格的に降り始めた。

天気予報で、このような天候が予想されていたからだろうか。

午後にやると思われたF-35Bのホバリングは、昼前に行われた。

スーパーホーネットのデモ飛行は、いったん、「天候不順のため見送り」と放送されたけども、その後、やっていた。

 

本当に見送りになったデモ飛行もあるけども・・・

私は、F-35Bの急上昇や背面飛行、ホバリング、スーパーホーネットのベイパーコーンが見られて、満足。

雨降りでデモ飛行をやらないかもしれないと覚悟して来たから、見られて良かった。

 

それに今回は、雨天の予報だったから、来場者が少なかったかもしれない。

少ないと言っても、かなりの人出で、食べ物やグッズの販売コーナー、仮設トイレには、それなりに行列ができていた。

でも、2012年の時ほどではなかったように思う。

 

2012年の時は、観光バスが会場周辺に着いてから会場に入るまでに渋滞でかなり時間がかかった。

私は、便意、しかも「大」を催していたから、会場に入って、すぐ、仮設トイレに向かったけども、ものすごい行列で、我慢しきれず、野に放ったのを覚えている。

具体的に言うと、仮設トイレの行列から離れて、建物のほうに走って行き、兵舎みたいな建物の裏の芝生にしゃがんで、用を足した。

見回りの米兵に見つかって「ヘイ! ジャップ! 何てこと、しやがる!」と、叱られたら、どうしようかとドキドキしながら、放ったものだ。

今回は、そのようなピンチには陥らずに済んだ。

 

私は、お土産に、Tシャツを2枚買った。

1枚は、トム・クルーズ主演の映画「トップガン」にも登場した米海軍の戦闘機F-14、愛称「トムキャット」にちなむ猫のキャラクターを描いたもの。

米海軍の第84戦闘飛行隊「ジョリーロジャース」にちなむドクロマークや、第14戦闘飛行隊「トップハッターズ」にちなむ帽子、第154戦闘飛行隊「ブラックナイツ」にちなむ騎士の鎧と組み合わせてあり、面白い。

もう1枚はF/A-18E/FとEA-18Gのイラストや部隊マークをあしらったもの。

F/A-18C/Dと第232海兵戦闘攻撃飛行隊「レッドデビルズ」のマークをあしらったTシャツを注文したはずだけど、帰ってから開けてみたら、違っていた。

まあ、いい。

 

私が買ったTシャツ。左がトムキャット、右がスーパーホーネット

妻は、岩国基地と人気漫画「ワンピース」(尾田栄一郎)のコラボデザインTシャツを買っていた。

 

午後1時半ごろ、雨が強くなったため、私たち夫婦は出発予定時刻(午後4時半)より、かなり早くバスに戻った。

ほかのツアー客の方々も早めに戻ってきて、午後3時には全員そろったので、予定より早く帰路についた。

 

バスは途中、山陽道・宮島SAで休憩。車内で弁当が配られた。

「広島よりどり弁当」というもの。

アナゴ飯、タコ飯、カキフライ等が入っていて、美味しかった。

 

広島よりどり弁当

iPhoneのアプリ「ヘルスケア」の万歩計を見ると、この日、1万6000歩以上、歩いていた。

くたびれて、帰りのバスでは、ほとんど、寝ていた。

 

岩国基地で妻が見つけて買った炭酸飲料「RCコーラ」は、コカ・コーラ、ペプシコーラと並ぶ「3大コーラ」のひとつだという。

「ルートビア」や「ドクターペッパー」みたいに、癖のある味だろうか。

わくわくしながら、飲んでみたけど、甘さ控えめのコーラというか、あまり特徴のない味だった。

これは、拍子抜け。

 

RCコーラ
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