7月27日(日曜)は休みを取り、単身赴任先から帰って、妻や長女と過ごした。
長女の希望により、この日は、くら寿司で1万円以上食べて、ちいかわグッズの皿4種類を入手することになっていた。
アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」の鑑賞も予定されていた。
部下の若手記者に出番を代わってもらい、満を持しての休日だった。
ちいかわ目当ての客が多いと予想され、くら寿司は、朝一の10時20分からで予約。
「鬼滅の刃」も予約がけっこう埋まっており、16時50分からの上映を予約することになった。
<くら寿司ちいかわコラボ>
朝一で予約したので、すんなりと入店できて、ボックス席へ。
「ビッくらポン」が当たりやすいように追加料金を払い、3回に1回は当たるコース「ビッくらポンプラス」で臨んだ。

3人で1万円以上も食べられるかなと若干の不安はあったが、無理なくいけた。
妻も長女も酒飲みなので、2人とも生ビールを4〜5杯ずつは飲んでいただろうか。これで、かなり稼いだと思う。
ちなみに、私は酒が飲めない体質。
取材先や同業他社の方々との飲み会の時は、乾杯用に生ビールを頼むけど、その一杯が最後まで残っている。飲まない分、食べるほうに走る。
この日、私はカニの寿司を満喫した。
鳥取市出身の私は、カニが好き。
カニと言っても、鳥取市民は、高価な「松葉ガニ」(ズワイガニのオスの山陰地方での呼び名。福井県では「越前ガニ」)は、宴会の時くらいしか食べない。
安価な「親ガニ」(ズワイガニのメスの山陰地方での呼び名。兵庫県では「セコガニ」、福井県では「香箱ガニ」)が大好き。
「親ガニのみそ汁」は鳥取の冬のご馳走だ。
親ガニは、11月6日から12月末までと漁期が短い(資源保護のため)。
10年くらい前まで、1枚300円が相場だったが、近年は2倍くらいに上がった。
(松葉ガニは遥かに高い。大きさによるが、1枚が数千円~1万円程度)。
あ、ちなみに、鳥取ではズワイガニを「匹」や「杯」でなく「枚」で数える。
親ガニのみそ汁は各家庭で作る。
私の実家の場合は、親ガニを家族の人数×0.5枚買ってきて、真ん中から真っ二つに割り、鍋に投入。大根も入れて煮て、みそで味を付ける。
1人当たり、0.5枚の親ガニが椀に入る。
親ガニから、とてもいいダシが出る。松葉ガニより遥かにうまい。
親ガニの身は食べない(小さいので、面倒くさい)。
「外子」(卵)と「内子」(卵巣)は食べる。どちらも、うまい。
まあ、回転寿司店で、親ガニとはいかないので、カニ身が載った寿司や、カニミソが載った寿司を注文した(私は、カニミソが大好き)。
あと、きつねうどんを食べた(鳥取市民は、うどんが好き)。
妻と長女は、カニやエビにアレルギーがあり、食べられない。
あんなに美味しいものを食べられないとは、本当に気の毒だ。
酒を飲まない私は、途中からデザートに走った。
私は甘いものが大好き(和菓子は苦手。洋菓子が好き)。パフェ、アイスクリームなどを食べた。
スマホから対象商品を注文すると、ポイントがたまって、ビッくらポンができる。
また、それとは別に、たまった皿を投入すると、5枚に1回、ビッくらポンができる。
計22回、ビッくらポンをやり、当たりは7回。たしかに、3回に1回の割合だ。
ビッくらポンで当たったグッズは、次の通り。
フィギュア3個(ハチワレ、モモンガ×2)、缶バッジ2個(ちいかわ、くりまんじゅう)、マグネット2個(ハチワレ×2)
長女が最も欲しがっていた「うさぎのフィギュア」は残念ながら、当たらなかった。
「店員に言って、交換してもらおうか」と長女に言ったら、「そういうことは、するな」とのことだった。

レジに行った時、目当ての皿のうち、4番(ちいかわ、うさぎ、ハチワレが勢ぞろい)は既に品切れだと知った。
店に入る時に見ておけば、よかった。
長女は、仕方なしに、残り3種から、ちいかわ、うさぎを1枚ずつ、ハチワレを2枚もらっていた。

ハチワレの皿を2枚もらって、どうするのかと思ったら、私が出番を代わってもらった部下にあげたらどうか、という。
ついでに、ビッくらポンで出たハチワレのマグネットもあげたらどうか、という。
その部下(長女と同じくらいの年頃の若者で男子)は、ハチワレが好き。
スマホのケースがハチワレをかたどったもので、壁紙もハチワレ。
以前、長女と話していて、ちいかわが話題になった時、そのことを伝えていた。
<温泉施設で休憩>
くら寿司を出た後、温泉施設へ。
妻と2人で、あるいは長女も含めて3人で、この温泉施設によく来るが、男湯と女湯に分かれるので、いつも、1時間後をめどに休憩室で合流することにしている。
この日は、気温が高くて暑かった。
温泉はそこそこにして早めに上がり、クーラーの効いた休憩室で昼寝しようと思い、30分くらいで上がったら、既に長女が休憩室で寝そべっていた。
妻も間もなく出てきた。
考えることは、みな同じだと思い、おかしかった。
<映画「鬼滅の刃無限城編」>
(以下、ネタバレを含むので、ストーリーを知らない方はご注意を)
漫画家・吾峠呼世晴の人気作「鬼滅の刃」の劇場版第2作。
最大の敵・鬼舞辻無惨に迫る物語のクライマックス、「無限城」での戦いを描く。
無限城での戦いは、劇場版3部作に分けて制作され、今回は、その第一章。
評判通り、映像が素晴らしい。妻と長女も同じ意見だった。
冒頭の森の中のシーンからして、臨場感があふれ、引き込まれた。
敵の本拠地、無限城の描かれ方が特にいい。本当に無限な感じがよく出ている。
そして、この物語、カラーだと、魅力が増す。
原作漫画を読んだ後、ぜひとも、アニメで味わいたい。
原作漫画は以前、長女に借りて読破した。
ストーリーが面白く、キャラクターが魅力的な傑作。はまった。
主人公・竈門炭治郎の妹・禰󠄀豆子が可愛いくて強くて、良い。
恋柱の甘露寺蜜璃も可愛い外見とボケキャラのギャップがいい。
今回の劇場版では、2人とも、ほんの少ししか出番はない。
男子キャラなら、、、炭治郎かな。
くそ真面目ぶりが突き抜けていて、ここまで来ると、爽やかだ。
この物語、敵役の鬼が、単に悪者ではなく、鬼になる前の人間だった頃、いろいろな悩みや苦しみを抱えていたことが描かれるのが、いい。
やられる前に人間だった頃の心や誇りを取り戻すケースもあり、倒されても何だか、可哀想に思えたりする。
今回の劇場版のメインキャラクター、上弦の参の鬼・猗窩座は、まさにそれだ。
外見的には、長くてフサフサしたまつ毛が印象的。
「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)の緑色の赤ちゃんを思い出す(この場合、まつ毛が長いのではなく、まぶたが異様な形状)。
猗窩座は、つらい過去を背負って鬼になった。最後は人間だった頃の心を取り戻して、死ぬ。
だから、作品の後味が甘酸っぱくて、爽やかだ。
猗窩座と戦うのが炭治郎と冨岡義勇(水柱)という好感度高めコンビだったのも爽やかさを増幅させた。
気になるのは無限城編3部作の第二章、つまり、劇場版の次回作がどこまでのストーリーを描くのかということ。
第二章で掘り下げられるであろう、上弦の弍の鬼・童磨は心底、ゲス野郎。
「ブラック・エンジェルズ」(平松伸二)の雪藤洋士に地獄に落としてほしいキャラだ。
上弦の壱の鬼・黒死牟は、剣技が天才的な弟への嫉妬を抱えて鬼になった。最後には人間だった頃の誇りをちょっと、取り戻す。
黒死牟を見ていると、「ガラスの仮面」(美内すずえ)の姫川亜弓を思い出す。演技の天才である主人公・北島マヤのライバルで、猛烈な努力家。私はマヤより亜弓が断然好きだ。
第二章がどのあたりまで描かれるのかが、見終えた後の印象を左右すると思われるので、楽しみだ。
「劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」は155分という長さ。
「ベン・ハー」(1959年、米国、212分)など昔の長編スペクタクル映画と違い、途中に休憩はない。
上映中、トイレやポップコーンの補給のためか、席を立つ人が何人もいた。
私は、席は立たなかったけども、炭治郎の仲間・我妻善逸と、その因縁の相手で上弦の陸に抜擢された鬼・獪岳との戦いは、居眠りしていて、よく見ていない。
8月3日(日曜)も休んで自宅に帰り、妻や長女と一緒に、映画「国宝」を見る予定になっている。
上映時間175分だとか。
また、寝てしまわないか、心配だ。


