てっちレビュー

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「ANNA/アナ」 KGBとCIAの戦いのはざまで、殺し屋アナが活躍 私好みの強い美女 「実はあの時こうだった」的な、さかのぼり多用は好みが分かれるかも

ANNA(字幕版)

ANNA(字幕版)

  • サッシャ・ルス
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「ANNA/アナ」

本作「ANNA/アナ」(2019年、米国・フランス合作)は、東西冷戦時代を舞台に、旧ソ連のKGB、米国のCIAという諜報機関の戦いを描く。

主役は、表の顔がファッションモデル、裏の顔がKGBの殺し屋という美女アナ。

主演のサッシャ・ルスは本業がファッションモデルだという。

 


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アナのアクションシーンが見どころ。

1対1の暗殺だけでなく、大勢の敵がいる中に飛び込み、銃撃や格闘術を駆使して、次々と相手を葬る。

背後から襲いかかる相手を、振り向きもせずに手だけ後ろに向けて銃撃する技も使い、無敵ぶりを印象づける。

「強い美女」というのは、私好みのキャラクター。

映画「バイオハザード」シリーズのアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が思い浮かんだ。

 

 

妻がテレビ放送を録画しており、先日の休日に夫婦で鑑賞した。

スパイ映画らしく、嘘や裏切りの連続で、状況が二転三転する。

KGBの同僚やCIAの工作員とのラブも絡む。

誰が味方で、誰が敵か。主人公の本心は…とドキドキ、ハラハラしながら見られた。

 

要所要所で、時間をさかのぼり、実は、あの時、こんな裏のやり取りがありました的な説明の場面が入る。

映画「コンフィデンスマンJP」シリーズみたいな感じだ。

このさかのぼり的な作りで、好き嫌いが分かれるかもしれない。

 

なお、さかのぼり的な作りを含めて、私は「コンフィデンスマンJP」シリーズ、大好き。ダー子(長澤まさみ)のキャラクターがいい。

あと、さかのぼり的な作りの映画と言えば、「カメラを止めるな!」(2017年)は特筆したい。

前半がB級感たっぷりのゾンビ映画で、後半は、その映画制作の裏側がコメディータッチで描かれる。面白い。

 

 

本作「ANNA/アナ」は、冒頭の事件の意味が、終盤までわからない。

物語本編の数年前に起きた事件で、終盤になって、そういうことだったのかと、つながりがわかる。

KGBでアナの上司のオルガ(ヘレン・ミレン)がキーマン。冷酷に見えて、なかなか味のあるキャラクター。

嘘と裏切りの映画ながら、ラストが良くて、後味は爽やかだ。

 

<余談・ついでに最近見た映画を紹介>

9~10日に妻と見た映画(テレビ放送録画)は先日の記事の「君たちはどう生きるか」と今回の記事の「ANNA/アナ」のほかに、3本。

「エージェント・ライアン」(2014年)

CIAのスパイが主人公。恋人に不審な行動を疑われ「実はCIAで働いている」と、あっさり打ち明ける。おかげで、恋人は任務に協力してくれるのだが、敵に捕まってしまい、主人公が慌てて助けに行く。このマヌケぶりが物語を盛り上げる。後味爽やか。

「ドラゴン・ナイト 紅蓮の竜と最後の騎士」(2022年)

B級感たっぷりだけど、私は楽しめた。主人公の騎士が悪を倒すため、伝説の竜を探しに行く。怒りっぽい主人公、マヌケで役立たずの従者、敵だったのに情にほだされて仲間になる女戦士の組み合わせが面白かった。

「ボブという名の猫 2 幸せのギフト」(2020年)

ギターを弾いて日銭を稼ぐ若者が野良猫のボブと出会い、幸せになるというノンフィクションの続編。ほのぼの系。第1作の面白さには及ばない。牛乳など、猫に与えてはいけない食品を与えているのが、気になった。

 

 

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