「ワーキングマン」
「A Working Man」
(ネタバレあり。見ていない方は、ご注意を)
ジェイソン・ステイサムは、ついに「ランボー」になってしまったか。
犯罪組織にさらわれた娘が死なないか、そればっかりが気になった。
終盤、武道の心得がある娘が、自力で犯罪組織の下っ端を絞め落として倒した時は、あまりのあっけなさに、力が抜けた。
先日封切られた映画「ワーキングマン」を見た。
見始めてすぐに頭に浮かんだのは、シルベスター・スタローン主演「ランボー」シリーズの第5作「ランボー ラスト・ブラッド」(2019年)。
年老いて、のんびりと暮らすランボー(スタローン)の友人の孫娘ガブリエラが犯罪組織にさらわれ、ランボーが助けに行くけど、敵に捕まったりして手間取る。
ガブリエラは、さんざん暴行されたうえ死んでしまうという後味悪すぎな作品。
怒ったランボーが犯罪組織の面々を皆殺しにするけども、そこに爽快感は、全くない。
おまえ、それでも、ランボーか?と悲しくなったものだ。
本作「ワーキングマン」の主人公レヴォン(ステイサム)は元特殊部隊員。
建設会社の現場監督として平和に暮らしていたら、会社の経営者夫婦の娘ジェニーが犯罪組織にさらわれてしまう。
よく見ると、この作品、スタローンが脚本で絡んでいる。
まさか、ジェニーも・・・とイヤな予感がした。
レヴォンことステイサムは、たいしたピンチに陥ることもなく、さくさくと犯罪組織の面々を倒していく。
終盤、ジェニーは両手を縛られて吊るされ、犯罪組織の顧客の変態オヤジに弄ばれそうになる。そばには組織の下っ端の男女2人組も待機。
このタイミングで部屋に突入したステイサムが、即座に変態オヤジを撃ち殺す。
下っ端男女2人組がジェニーを人質に取るんだろうなと思ったら、取らない。
男は、ステイサムに叩きのめされ、最後はおそらく首を折られて死亡。
女は、両足が動かせるジェニーにヘッドシザースを決められ、絞め落とされる始末。
いかに、下っ端とはいえ、素人の娘にやられるとは・・・
この後も、犯罪組織の面々が襲いかかってくるけど、ステイサムはさくさくと倒して、ジェニーを連れて無事脱出。
あっけなかった。
スタローンがどの程度、関与したのかはわからないけど、「ランボー ラスト・ブラッド」の反省を踏まえたのかもしれない。
やっぱり、さらわれた娘が死んじゃダメだ、と。
中盤、敵地に乗り込んだステイサムが「ここ(車の中)に、いろ」と言ったにもかかわらず、幼い娘メリーが無防備に車から出たのには、イラッとさせられた。
バカ、おまえ、さらわれるぞ、と。
映画「2012」の主人公が危険なところに行こうとした時に、息子が「パパを手伝いたい」と言って、ついてきた時と同じくらい、イラッとさせられた。
(本作「ワーキングマン」は妻と2人で見たけど、もし、長女がいたら、長女もメリーにイラッとしたことだろう)。
ところが、メリーは、さらわれるわけでもなく、無事。
ジェニーが人質に取られなかったことといい、とにかく、見る者が想像するピンチがことごとく起きないから、拍子抜けだった。
一緒に見た妻は「ステイサムが出ていなかったら、売れないね」と率直な感想を口にしていた。
序盤、工事現場でチンピラたちと乱闘になり、工具等を使って戦う場面は、良かった。
セメント?が入った袋を投げたり、ツルハシを振るったりとか。
あと、ネイルガンと思われる工具を使うところも。
ネイルガンは、ピンを打つのに使う工具。
私が若い頃、測量の仕事をしていた時、ネイルガンの一種で「Hilti(ヒルティ)」というものがあったのを思い出した。
Hiltiは火薬式で、コンクリートの地面にピンを打ち込むのに使っていた。
この映画では、細長い棒状で、エアガンのように操作していたから、空気式なのだろうか。
ステイサムは、犯罪組織と戦う時には、特殊部隊時代の友達とみられる銃器コレクターに、自動小銃等を借りていた。
「鬼に金棒」というか、ステイサムに銃器を持たせたら、強いのは当たり前。
犯罪組織にも工具で立ち向かっていたら、よいハンディになって、面白かったかもしれない。
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