寝る時に聴くと、すぅーっと気持ちよく眠れる曲と言えば…
まずは、キース・ジャレットの「ケルン 1975年1月24日 パート1」。
ピアノの即興演奏だ。
タメを生かし、ゆったりとした美しい演奏が26分ほど続く。
途中で間違いなく寝る。
寝る時にかけていて、最後まで聴いたことがない。
エニグマの「プリンシプルズ・オブ・ラスト」は、夜に真っ暗な部屋で聴きたい。
グレゴリオ聖歌とエレクトロビートを組み合わせた神秘的な曲で、女性のセクシーなささやき声やあえぎ声が入る。
「聖」と「性」を組み合わせた背徳感がインパクトを高めている。
当初、メンバーを伏せて謎のプロジェクトとした点からして、確信犯的だ。
エンヤの「ブック・オブ・デイズ」は、リラックス効果がある。
多重録音のコーラスが浮遊感にあふれる。
シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」は、夜にぴったりのロマンチックな曲。
ささやくような歌声でフェードアウトするラストに、寝落ちを誘われそうだ。
睡眠導入曲のトドメは、これだ。
アート・オブ・ノイズの「ロビンソン・クルーソー」。
ゆったりと、海に漕ぎだすような曲だ。
大学時代の1990年代初めによく聴いたFMの深夜番組「ジェットストリーム」のエンディングテーマ曲だった。
そのせいか、きょう一日終わった感がこみ上げる。
「お相手は城達也。この番組は日本航空がお送りしました」と、ナレーションが聴こえる気持ちになりつつ、この曲で寝入るといい。
今週のお題「睡眠」