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アンダーソン・ブラフォード・ウェイクマン・ハウ「閃光」 ウェイクマンのキーボードが聴きどころ アンダーソンの伸びやかな歌声もいい (おすすめ名曲名盤)

Anderson Bruford Wakeman & Howe

Anderson Bruford Wakeman & Howe

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アンダーソン・ブラフォード・ウェイクマン・ハウ「閃光」

プログレッシブロックバンド、イエスはメンバーの入れ替わりが激しく、分裂した時期もある。分裂期に「イエス」を名乗れなかった方のバンド、アンダーソン・ブラフォード・ウェイクマン・ハウのアルバム「閃光」(1989年)が好きだ。

 

イエスの黄金期のメンバー5人中4人が結成した。イエスの顔であるボーカルのジョン・アンダーソンが参加しており、紛れもなく「イエス」と言っていいと思う。

 

イエスの作品としては、ポップで聴きやすい。

 

1曲目「テーマ」は、キーボード奏者リック・ウェイクマンの演奏が美しい。胎動を感じさせ、幕開けにふさわしい曲だ。中ほど(3分すぎ辺り)が特にいい。♪タラッタ、タラッタタ、ティロティロティロ、ティーローリー…というところ。

 


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2曲目「フィスト・オブ・ファイア」は、次に向けてタメを作る中継ぎの曲。この流れも秀逸だ。

 

そして、3曲目「ブラザー・オブ・マイン」。これは、アンダーソンの天空に上るような伸びやかな歌声で始まる。ここがいい。サビのコーラスも美しい。

 


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8曲目「オーダー・オブ・ユニバース」もなかなか。全体的に完成度の高いアルバムだ。

 


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大学時代に友人に勧められて聴き、気に入って即刻買った。イラストレーターのロジャー・ディーンが手がけたジャケットも良かった。

 

当時、毎晩聴くほど気に入ったのに、それほどイエスに入り込まなかったのは、なぜだろうか。プログレでは、ピンクフロイドやエマーソン・レイク&パーマーのほうが好きだったからだろうか。

 

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