ティエスト「エレメンツ・オブ・ライフ」
Tiesto 「Elements Of Life」
オランダのDJ、ティエストはトランス・ミュージック路線をひた走っていた初期がいい。
2007年のアルバム「エレメンツ・オブ・ライフ」は、ティエストのトランスの到達点と言える傑作。歌入りの曲が特にいい。
一番好きな曲は「エブリシング」。
同じメロディーを繰り返すトランスならではのじらしのイントロに2分ほど耐え、ゲストの女性歌手ジェスのセクシーな歌声を聴くと、癒やされる。
繰り返すメロディーを徐々に変化させて盛り上げるイントロは、インダストリアル・ロックの雄、ナイン・インチ・ネイルズの名曲「ハピネス・イン・スレイバリー」のリミックス版(アルバム「フィクスト」収録分)を思わせ、すぐさま気に入った。
歌詞も単純なフレーズの繰り返し。「エブリシング サウンズ ベター」「エブリシング テイスツ ベター」といった具合で、頭に刷り込まれる。
「スイート・シングス」も、お気に入りの曲。
メロディー繰り返しの長いイントロ、歌詞繰り返しを肝としつつ、疾走感がある。
さらに、ゲストの女性歌手シャーロット・マーティンの声が印象的。レベッカのNOKKOみたいな感じだ。