ギターのフレーズがとてもかっこよくて好きな曲と言えば、AC/DCの「サンダーストラック」、ガンズ・アンド・ローゼズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」、デレク・アンド・ザ・ドミノスの「いとしのレイラ」、ジェフ・ベックの「スキャッターブレイン」、ディープパープルの「バーン」といったところか。
これらの曲の場合、偉大なギター奏者に敬意を払い、最初から最後までじっくりと拝聴する。
一方で、曲全体を通して聴くというほどではないけど、何だか気になって、そこだけ聴いてしまう、さらには、そこだけ繰り返して聴いてしまう「癖になるギターのフレーズ」が含有される曲というものも、世の中には、ある。
まずは、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」。
この曲はイントロに尽きる。これぞ、サンタナの一発。イントロ以降も聴くと良いのだけども、だいたい、イントロだけ聴いて満足してしまう。
次に、カーズの「キャンディ・オー」。
2分半ほどの短い曲で、その中ほどに、10秒ほどのギターソロがある。これがとてもかっこいい。この曲も、ここまで聴くと満足してしまう。カーズのギター奏者エリオット・イーストンは目立つ存在ではないが、印象的なフレーズを曲の中にさりげなくぶち込んでくる。ガンズのスラッシュが、好きなギター奏者の1人に挙げていた。
そして、マノウォーの「ヘイル・アンド・キル」。
♪ジャジャジャー、ジャジャジャージャジャジャージャー…というギターリフが癖になる。「ヘイル! ヘイル! ヘイル・アンド・キル!」というコールと相まって頭に染み込む。
エアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」も、そうだ。
♪ジャジャジャジャ、ジャジャジャ、ジャッジャッジャ…というギターリフの中毒性が高い。ノリが良すぎる。
極めつけは、「笑点のテーマ」。
♪チャッチャカ、チャカチャカ、チャッチャッ…というイントロは、どうでもいい。
中ほどに入る、♪チャララチャララ、チャンチャラチャララ…という10秒ほどのギターソロがいい。
コミカルとクールのはざまで絶妙なバランスが取れており、名演だと思う。
なお、「笑点のテーマ」のCDは見つけられなかった。私は、猛毒(日本のロックバンド)の「笑点・大喜利ミックス」をiTunesで買って聴いている。