アート・オブ・ノイズ「モーメンツ・イン・ラブ」
The Art Of Noise 「Moments In Love」
エレクトロニカの音楽ユニット、アート・オブ・ノイズの曲では「ロビンソン・クルーソー」が一番好きだ。
美しくて、癒やされる。
私が大学時代によく聴いたFMの深夜番組「ジェットストリーム」のエンディングテーマ曲に使われていた。懐かしい。
(過去記事「寝る時に聴くと、すぅーっと気持ちよく眠れる曲」を参照)。
Mrマリックのテーマ曲に使われた「レッグス」、プリンスの曲「KISS」のカバーのように、乗りのいい曲も多いけど、私は癒やし系の曲が好みだ。
「ロビンソン・クルーソー」のほかにも、癒やし系の良い曲がある。
例えば、1986年のアルバム「イン・ビジブル・サイレンス」の収録曲「カミラ」。
♪タカタカタンタン…という野生的な太鼓で始まる。
♪ハッハッハッハッハッ…というシンセサイザー(?)や「ハッ」という女性の声(?)、♪カンコン…という鉄琴みたいな音が加わる。
しっとりとして、美しい曲。
途中、不気味な雰囲気になって、デスボイスみたいな男性のささやき声が加わる。
そして、美しいピアノ演奏で締めくくる。
同じアルバムの収録曲「インストゥルメンタル・オブ・ダークネス」もいい。
この曲は、ミニストリーみたいなインダストリアル感がある。
映画の一場面みたいな雰囲気もある。
演説みたいな語りで始まり、♪ジャンッ、チャチャチャチャ…と、ドラマチックなメロディーが繰り返される。そして、女性のささやき声。
このメロディーがスローダウンして、フェードアウト。
♪タカタッタッタッタッタカタ…というメロディーになり、「カモーン」という男の叫び声が入る。
これも、締めくくりは美しいピアノ演奏。
この曲には、リミックスというか、別バージョンがある。
1988年の「ベスト・オブ・アート・オブ・ノイズ」に収録。
「ジュリアナ東京」を象徴する、マキシマイザーの曲「キャント・アンドゥ・ディス」みたいなダンス音楽に仕立ててある。
同じ曲とは思えないくらい雰囲気が違う。
1984年のデビューアルバム「誰がアート・オブ・ノイズを…」にも癒やし系の曲がある。
例えば、「タイム・フォー・フィア」。
これは、インダストリアル感がある。アニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の劇中の曲「無駄」みたいな味わいもある。
演説みたいな声で始まり、♪ズンッチャチャ、ズチャチャ…という重いビートが繰り返される。
中盤から曲調が変化。笛っぽい澄んだ音色のシンセサイザーのメロディーを挟んで、また、序盤みたいな音楽になる。
終盤は、澄んだ音色のシンセ。
そして、「モーメンツ・イン・ラブ」が特にいい。
ムードのある美しい曲。
♪タッタッタッタッタ…という、ゆったりしたメロディーが続く。
指パッチンみたいな音や金属音、♪タララン…という木琴みたいな音が加わる。
「モーメンツ・イン・ラブ」という女性のコーラスも雰囲気を高める。
これは、「ロビンソン・クルーソー」と同様に、きょうも一日終わった感あふれる曲。
夜、休む時に聴くといい。


