グロリア・エステファン「イントゥ・ザ・ライト」
Gloria Estefan 「Into The Light」
ラテンポップの女王グロリア・エステファンの1991年のアルバム「イントゥ・ザ・ライト」は、交通事故での大けがを乗り越えての復帰作。
復活を高らかに歌い上げるオープニング曲「カミング・アウト・オブ・ザ・ダーク」が呼び物ではある。
コーラス陣が盛り立てる美しいバラードだ。
この曲は、素晴らしいのだけども、私は違うところに耳を奪われてしまった。
収録曲「ライト・オブ・ラブ」と「ママ・ヨ・キャント・ゴー」に参加したトランペット奏者のソロ。
グロリアと同じキューバ出身で、超音波のような高音高速の演奏を持ち味とするアルトゥーロ・サンドヴァルだった。
私は、これで、サンドヴァルを知って、はまった。
まずは、「ライト・オブ・ラブ」。
2分5秒〜2分50秒あたりがサンドヴァルの出番だ。
2分25秒あたりからが聴きどころ。
超音波というか、草笛というか。
トランペットって、こんな音が出せるんだ、と驚いた。
「ママ・ヨ・キャント・ゴー」では、1分55秒から2分20秒あたりで登場。
冒頭、♪パパパパパパパ…と飛び込んでくるところが最高だ。
締めくくりはお約束のピー高音。
グロリアが故郷の音楽に仕上げた1993年のアルバム「ミ・ティエラ〜遥かなる情熱」にも、サンドヴァルは参加。
収録曲「トラディシオン」が聴きどころだ。
3分30秒あたりでピー高音が出る。
サンドヴァルの本領が発揮されているのは、ジャズの定番曲「チュニジアの夜」。
自らのアルバムだったり、ディジー・ガレスピーとの共演だったりで、いろいろなアレンジを聴かせてくれるので、面白い。
ただ、長い曲なので、「手っ取り早くサンドヴァルのソロを聴いてみたい」という方には、グロリアのアルバム「イントゥ・ザ・ライト」がおすすめだ。
グロリアの歌も、もれなく付いてくる。
(グロリアさん、すいません)。
余談だが、、、
キューバ時代に人気バンド・イラケレで、サンドヴァルとともに看板プレーヤーだったパキート・デリベラ(サックス奏者)も、おすすめ。
私は、サンドヴァルより先に、デリベラを知っていた。
(子どもの頃に父に聴かされたダニエル・ポンセの曲で、演奏していた)。
名曲「ワルツ・フォー・モエ」がとてもかっこいい。
