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渡辺美里「BREATH」 「フゥ!」「ギャオ、ギャオ、ギャオ!」「チュチュッ、チュチュッ」・・・歌詞の合間の叫び声やささやき声 美里の魅力がよく表れた傑作 (おすすめ名曲名盤)

BREATH - 渡辺美里

BREATH - 渡辺美里

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渡辺美里「BREATH」

高校年代の頃、働いていて、お金があったので、CDラジカセを買った。

そして、初めて買ったCDが、渡辺美里の1987年のアルバム「BREATH」。

美里のアルバムで、一番聴き込むアルバムとなった。

 

「eyes」(1985年)「Lovin' You」(1986年)「ribbon」(1988年)を含めて初期のアルバム4作品は、どれも好きだけど、「BREATH」は特にお気に入り。

美里は、このアルバム以前も「Long Night」「Lovin' You」(ともにアルバム「Lovin' You」に収録)など、いくつかの曲で作詞を手がけてきたが、アルバム「BREATH」では全曲の作詞を手がけた。

持ち前のセンスが前面に出て、伸び伸びと歌っている。

個人的には、美里の魅力が最もよく表れたアルバムだと思う。

 

私は、最初の3曲が大好き。

やや神妙な感じの1曲目から、2曲目で開き直り、3曲目で弾けるという流れ。

だいたい、この3曲をループで聴く。

 

美里の歌の魅力は、まず、力強い歌声にある。

そして、歌詞の合間に「フゥ!」「ホゥ!」といった叫び声や、「I love you」といったささやき声が入るところが、私は一番好きだ。

 

有名な歌手でたとえるなら、プリンスとか、マイケル・ジャクソンみたいに。

ビョークもライブ盤で聴くと、そう。

ついでに言うと、カマロン・デ・ラ・イスラ(フラメンコ歌手)も気合が十分な時は「レレレレレー…」等、変な叫び声を発する。

美里は、これらの歌手と同じような感覚を持っているのだと思う。

そこが、とてもいい。

 

1曲目「BOYS CRIED(あの時からかもしれない)」は、いきなり、サビのメロディーの歌から始まる。

2番で、サビに至る前の歌詞「今だから 本当のこと 伝えたい Yes, in your kiss」に続いて、「I love you」と、ささやき声が入る。

そして、サビの部分の歌詞に続いて、「Walkig in the rain フゥ!」と来る。

 

2曲目「HAPPY TOGETHER」は、ギターやパーカッションなどの前奏に続いて「ホゥ!」と発して、気合を入れる。

「心の痛みはいつか 笑いでごまかして」という歌詞の後には「ハッハッハッハ…」と笑い声。

このほか、歌詞の合間に「Get tonight!」「Got! got! ホゥ!」「Ready go! ready go! ハッハッハ…」といった叫び声が入る。

ギターのソロの後には、いわば、ソロに相当する歌がある。

「見せかけだけの ありふれたビートじゃ、まるで 踊れやしない」と来て、ここで、「Every style なんちゃら(よく聴きとれず)」と合いの手みたいな声が入る。

曲の締めくくりは「I can't wait」「オー!」といった叫び声、「フゥ〜」と伸ばす声。

何だか、ライブ感がある。

 

(「Boys Cried」「HAPPY TOGETHER」は単独の動画が見つけられなかった。フルアルバムの動画でご勘弁を。「HAPPY TOGETHER」は3分24秒あたりから)


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3曲目「IT'S TOUGH」は、このアルバムに限らず、私が一番好きな曲。

「チュッチュッ、チュッチュッ、チュッチュッ、チュルー…」と、スキャットみたいな感じで始まる。

歌詞「君の鋼の心だけは動かされない」の後には「チュチュッ、チュチュッ」。

歌詞「I'm looking for love」の後には「Love love love」。

歌詞「世界中のあちこちではエゴがあふれてる」の後の「ギャオ、ギャオ、ギャオ」が、とてもいい。

サビの部分の後半の歌詞「いくつもの偽りに目を覚ませ Yes, I'm talking to you」に続いて「ホゥ!」。

そして、「チュルチュル、チュッチュッチュルー…」に続いて「IT'S TOUGH!」という力強い叫び。この部分が一番いい。

 


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このアルバムのほかの収録曲も、いくつか、紹介しておく。

 

タイトル曲のバラード「BREATH」は悪くないけど、私は「Lovin' You」のほうが好み。

 

(ライブの動画しか見つけられなかった)


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「BORN TO SKIP」は、異国情緒のあるメロディーの曲で、アルバムの良いアクセント。

 

(これも、ライブの動画でご容赦を)


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締めくくりの曲「風になれたら」は、落ち着いた雰囲気。

前半で弾けて、この曲で終わるというアルバムの構成がいい。

 


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<余談・ライブにまた行った>

美里のライブ、先日、また行ってきた。

今年2回目。今回は4列目の真ん中の席で、本人がよく見えて、感激だった。

2カ月ほど前の前回と違い、今回は、私が大好きな曲「Believe」(アルバム「ribbon」に収録)があった。

オリジナルとは歌い方を変えていて、ハイトーンは控えめ。

「Lovin' You」「Long Night」とかでは、ハイトーンの歌声を見せていたので、メリハリということだろうか。

「シャララ」(アルバム「ribbon」に収録)で、終盤の「ラーララーラララ…」というコーラスを観客に振っていた。

この曲も、「恋したっていいじゃない」(アルバム「ribbon」に収録)みたいに、ライブの一体化ソングになるのかな。

観客に、「よく声が出ているよ」という意味のグーサイン(親指を立てる)を出していたのが、何だか、可愛らしかった。

あと、今回は、美里ライブ恒例の「チョコレート効果」が配られた。

前回、配布がなかったので、もうやめたのかと思っていたけど、当時はまだ暑かったから配らなかったのか。

 

渡辺美里ライブ2025で配られた「チョコレート効果」

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