タンジェリン・ドリーム「ストラトスフィア」
Tangerine Dream 「Stratosfear」
バンド名を象徴するかのように、夢見心地の音楽だ。
幻想的で、ロマンチック。
そして、ポップさも備えていて、親しみやすい。
♪チャー、チャー、チャー、チャー、チャー、チャー、チャーララララ…というメロディーの繰り返しが頭に染み込んで、癖になる。
ドイツの電子音楽バンド、タンジェリン・ドリームの曲「ストラトスフィア」。
1976年のアルバム「ストラトスフィア」のオープニングを飾るタイトル曲で、この曲が気に入ってアルバムを買った。
アルバムを通して聴いているうちに、ピンクフロイドみたいなプログレだな~とか、スロッビング・グリッスルみたいなインダストリアルだな~とか思えてきて、親しみがわいた。
電子音のリズムの繰り返しが多用されるから、ティエストみたいなトランスミュージックも思い出した。
「Tangerine Dream」とは「麻薬」を表すスラングだという。
同様に「麻薬」を表す「Purple Haze」(ジミ・ヘンドリックスの名曲)みたいなノリで付けたバンド名かもしれない。
私は、ボーナストラック入りのCDを買った。
ボーナストラックの「コヴェントリー大聖堂」が聴き逃せない大作なので、ボーナストラック入りをおすすめしたい。
アルバムタイトル曲「ストラトスフィア」は、ピンクフロイド風味。
フロイドのデビッド・ギルモアを思わせるようなギターが良いアクセント。
もの悲しいギターで静かに始まり、0分32秒あたりから、♪タタタン、タタタン、タタタン…という電子音と、♪チャー、チャー、チャー、チャー、チャー、チャー、チャーララララ…という電子音が絡む。
この電子音が高ぶって、♪フィーーー…となるところが好き(2分57秒とか4分35秒とか)。
その後、3分13秒あたりから、♪ジャジャンジャッジャッ、ジャージャッジャッ…と躍動的なメロディーになる。
6分15秒あたりからは、♪プシュー、プシュー…と空気が抜けるような音が加わる。
最大の聴きどころは7分30~50秒あたりの泣きのギター。
キュウキュウキュウキュウキューン…という音色が良い。
8分40秒あたりで、いったん、終わったとみせて、もの悲しいギターと電子音でクールダウンし、余韻を味わわせる。
収録曲「インビジブル・リミッツ」も、ピンクフロイド風味。
この曲は静かに始まり、じわじわと盛り上げる。この曲は、ギターが特に良い。
♪タッタッ、ツンタッタ…という電子音に、♪ワォーン…とギター絡んで始まる。
0分40秒あたりで、♪ファーという電子音、笛みたいな音色の電子音のメロディーにギターが絡む。
2分53秒あたりで、♪ズダダダ…というドラム、3分6秒あたりで、3♪カーン…と鐘の音が入り、3分13秒~5分あたりの泣きのギターが聴きどころ。
♪キューーン、キュウ、ウウウーン…キュウウウーーン…という感じだ。
3分54秒あたりが、特にフロイドっぽい。
♪トテトテトテトテ…といった電子音が絡む。
6分20~40秒あたりのギターも、いい。
キラキラした電子音を挟んで、7分33~50秒あたりでも♪キャウウーン…とギター。
キラキラな電子音を挟んで、9分あたりから♪タララ、タララ…とピアノの美しい演奏。
笛みたいな電子音が絡んでくる。
ところで、笛みたいな電子音は、ドイツ人の好みなのだろうか。
同じドイツのバンドで、笛みたいな電子音を多用するクスコを思い出す。
収録曲「3AM・アット・ザ・ボーダー・オブ・ザ・マーシュ・フロム・オケフェノキー」は、スロッビング・グリッスルみたいなインダストリアル・ミュージック。
♪ポーン…ポーン…とか、♪プルルル、プルルル…といった電子音に、ホラーな感じの音も加わる。♪ホワッホワッホワッホワッ…とか。
1分50秒あたりで、♪ファー…という荘厳で不気味な音、2分20秒あたりからは、不気味な、うめき声も加わる。
少し神秘的な雰囲気を醸し出した後、3分48秒あたりから、シンセサイザーが笛のような音色を奏でる。♪タンタタタ…と電子音のリズムも刻まれ、だんだん、美しいメロディーになる。
5分25秒あたりから、♪タンタタッタッタ、タッタラタッタラタ…というメロディーの繰り返し。
ここが妙に頭に染み込む。
ボーナストラック「コヴェントリー大聖堂」は、冒頭と最後に拍手が入るので、ライブ音源だろうか。
34分を超す長さだけども、退屈させない。
インダストリアル感あり、ネイチャー感あり、ホラー感あり。
拍手に続いて、♪ピー…、♪カンカンカンカン…、♪タタッタ、タタッタ…といった電子音で、インダストリアルな幕開け。
1分38秒あたりから、♪緊急ブザーのような♪ビービービー…という電子音、♪タッカタッカ、タッカタッカ…という電子音。2分38秒あたりから、水みたいな音加わる。
3分すぎから、ホラー映画か、宇宙人の音みたいな不気味な雰囲気になる。
4分30秒あたりから、吹きすさぶ風みたいな音が加わる。
5分25秒あたりから、7分40秒あたりにかけて、宇宙感が強まる。
特に7分10秒あたりのみなぎる音はアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の効果音を思わせる。
7分43秒あたりから、♪ピューイッ、ピューイッ…といった鳥のさえずりみたいな音が入る。8分13秒あたりからは、水みたいなチャプチャプ音も加わり、ネイチャー感が高まっていく。
10分34秒あたりから、話し声みたいな人間の声。何を言っているかはわからない。不気味な雰囲気だ。
11分46秒あたりから、♪ブーーン…と、きしむような不気味な重低音。♪フィーー…という高音も絡む。太鼓の音も入る。
15分20秒あたりから、不気味な声が混じり、ホラーな雰囲気。
17分20秒あたりから、人魂が出てきそうなメロディーになる。「アーー」という不気味な声が響いてきて、人魂音と絡む。
19分50秒あたりから、♪タンタンタッタン、タンタンタッタン…と太鼓音。「アーー」は続いたまま。
20分20秒あたりからは、きしむような重々しい音と太鼓音が絡む。
22分あたりからは、ミュルミュルした音や波のような音。
意表を突くのが24分25秒あたりから。
日本の伝統芸能風な音と笛の音が絡む。
この後は、27分30秒~ホラー、28分~厳か、30分~クスコ風、32分~不気味…と変化してきて、32分30秒あたりから、ネイチャーな感じになり、水みたいな音で締めくくる。
拍手で終わり。
