ビヨンセ「ワールド・ワイド・ウーマン」
Beyonce 「World Wide Woman」
映画「ドリームガールズ」(2006年)で、ビヨンセは、「美人だけど、歌は平凡で、マネージャーの言いなり」という役柄ディーナを演じた。
絶対に、実力を抑えて歌っている。
映画では終始、エフィ役の歌手ジェニファー・ハドソンの力強い歌声が目立った。
エフィが再起を懸けた曲「ワン・ナイト・オンリー」で、聴き比べてみるといい。
マネージャーのカーティスが横取りして、ディーナにも歌わせている(ディーナは横取りした曲だと知らない。あとで知って驚く)。
以下の動画の0分17秒からがエフィ。2分3秒からがディーナ。
ディーナは最後に歌手の魂を取り戻し、力強い歌を見せる。ここがビヨンセの真骨頂。
「あなたへの信頼はもう尽きた。あなたはわかっていない。私が本当はどういう女か。今まではあなたの声に従ってきたけど、自分の声を信じて生きて行こう」と、カーティスに別れを告げる曲「リッスン」。
静かに始まって、サビのところで熱が入る。
ビヨンセが在籍したグループ、ディスティニーズ・チャイルドの解散後、初のソロアルバム「B'Day」(2006年)に収めてある。
ちなみに、ディスティニーズ・チャイルドも、マネージャーがビヨンセら一部メンバーを優遇し、不満を抱いた他のメンバーの脱退に至った。
ビヨンセは、映画「ドリームガールズ」での役柄をどう感じていたのだろうか。
「リッスン」は良い曲だし、同じアルバムの収録曲で、しっとりと歌い上げる「イリプレイスブル」も好きだけども(「To the left , to the left」のところの指の仕草が可愛い)・・・
ビヨンセの曲で、私が一番好きなのは、このアルバムのデラックスエディションにある「ワールド・ワイド・ウーマン」。
リズムを刻む、♪チャッ、チャッ…という手拍子みたいな音(パーカッション?)がいい感じだ(「イリプレイスブル」にも入っている)。
これがメロディーの良さを引き立てる。
「アイム・ア・ワールド・ワイド・ウーマン、W、W、W…」と繰り返すコーラスが頭に染み込む。
2分15秒あたりから一転して、しっとりと聴かせ、2分35秒あたりで「エンジョイ・ディス・ワールド・ウィズ・ミー!」と力を込める。
このメリハリが力強い歌声を引き立てている。
2011年のアルバム「4」に収めてある曲「ラブ・オン・トップ」も大好きだ。
ビヨンセの力強い歌声がよく味わえる。
冒頭の「パッパッパラ、パッパッパラ…」とかに続いて、「ハネー!ハネー!」と前に出るところがいい。
1分あたりから力強い歌になる。
聴きどころは1分34秒あたりの「オッオーー!カモン、ベイベー!」。

