私は、講演みたいに一方的に話すのは苦手だけども・・・
おしゃべりは大好き。
頭の中でいろんなことが思い浮かんで、思考が拡散していくので、長々と取り留めのない話になってしまうことも多いけど、相手が持ち出した話題に柔軟に乗っていくのも得意。
相手もそうだと、立ち話が1時間とか、よくある。
家族や友人と話す時は自分の言いたいことを話すのが中心になり、妻には「今、私のターン!」とよく叱られるけども、仕事で話す時は、「人の話を聞くのが自分の仕事」だと肝に銘じている。
無口な相手から会話を引き出すのも、なぜか、うまいみたいで、「聞き上手ですね」と言われ、自分で驚いたことがある。
人の顔や名前を覚えるのが苦手という、記者として致命的な欠点があるものの、人の輪に入り込んで見ず知らずの人にでも話しかける性格も、仕事に役立っていると思う。
記者の仕事の基本は、人に聞いた話を書いて、みんなに伝えることなので、人と話さないことには始まらない。
だけども、記者がみんな、おしゃべりが好きかというと、そんなことはなくて、会話が苦手な人もいる。
そんな後輩記者のために日頃、説いてきた「記者の会話術」のいくつかも、このブログでは書いてきた。
「記者の仕事」カテゴリーの記事が50本に達したのを機に、同じテーマの記事の道しるべとなる「ハブ記事」を作って、少し整理しようと思い立った。
まずは、「記者の会話術」。
記者じゃなくて、ほかの仕事でも、日常生活でも、役に立つノウハウもあるかも?
「記者の会話術」
記者の仕事は、いかに相手にしゃべらせ、本音を引き出すかが肝となる。
相手にしゃべらせる基本テクニックは「味方だと思わせること」と「ギブ・アンド・テイク」だけども、それだけじゃない。
記者の会話術を紹介する。
(詳しくはリンクから各記事へ。随時、追加・更新する)
(1)コウモリ作戦、「書く」「書くな」の押し問答・・・
対立する両者の間でうまく立ち回る「コウモリ作戦」、「書く」「書くな」の押し問答になった時の対処方法、電話ではなく「対面取材」が原則なのはなぜか───
まずは基本テクニックを解説。
(2)メモを取らずに聞く
面識のある相手に雑談みたいな感じで話しかけ、メモを取らずに聞く取材は日常的にある。相手に身構えさせず、腹を割った話が聞きやすくなる。オンかオフかは明確にしないことが多い。
(3)知らないふりと知ったふり
口の軽い方、教えたがりの方には「知らないふり」、口が堅い方には話の腰を折らないように「知ったふり」と使い分けも大事だ。
(4)言葉の裏を読む
相手の言葉の裏にどんな意味があるのかを読み解くことは大切。相手の立場や利害関係を考えて想像する。相手が本音を言わないことが多く、策略の世界でもある政治の取材では特に大事な心構え。
(5)いろんな人と話す理由
「幅広く情報を集める」「さまざまな見方を知る」という攻めの理由も、もちろんあるけど、「自分の情報源を特定されないために」という守りの理由もある。
(6)街録のコツ
大きなニュースがあった時に街頭で市民の声を聞く取材が「街録」。そもそも、なかなか取材に応じてもらえないので、人探しの工夫が必要だ。
<以下は、記者の仕事シリーズのハブ記事>
