てっちレビュー

新聞記者が綴る読書、音楽、映画・・・etc.あと、記者の仕事あれこれ

<記者の執筆術(記事7本パック)>新聞記事は情報の取捨選択と要約が肝 コラムは日頃からアイデアをメモしておき、膨らませる

 

新聞1日分は文庫本1冊と同じくらいの文字量がある、と言われる。

仮に、新聞1ページを全部、文字で埋めたら1万字は入る。

新聞1日分が24ページだとすると、24万字になる計算だ。

(新聞1日分のページ数は印刷の都合上、4の倍数になることが多い)。

 

実際の新聞紙面には、記事のほかに写真や図表、見出しがあり、広告も付くので、1ページに入る記事の分量は、だいたい、250行(1行12字)が目安。

文字数に換算すると3000字で、単純に24ページをかけると、7万2000字という計算になる。

一方で、文庫本1冊は10万字程度と言われるから、まあ、それには及ばないとしても、新聞1日分は、けっこうな文字数があるということが、わかってもらえると思う。

 

ところが、新聞記事1本を見ると、決して長くはない。

地域イベント等の記事で30行(360字)、社会面や政治面のトップを飾るような記事で60行(720字)が目安。

ニュースを掘り下げるレポート記事でも100行(1200字)程度だ。

限られた紙面に、多くの記事を載せられるように、記事1本1本は短くしてある。

 

短い分量でわかりやすく伝えるには、情報の取捨選択と要約が肝となる。

「鳥の目と虫の目」というか、全体を俯瞰しながら、ポイントを絞ってクローズアップすることも大事だ。

「何が起きたか」という全体像を収めつつ、具体性を持たせられるし、メリハリが付いて読みやすくなる。

 

そして、新聞は、幅広い年代に読んでもらいたいから、文章の表現は「中学生が読んで、わかるレベル」が目安とされる。

記者は「難しいことを噛み砕いて、わかりやすく」と思って、書いている。

 

私は、このブログでは、分量の制約がないから、新聞記事では考えられない、かなり長い記事も書いているし、新聞記事では使わないような表現も盛り込んでいるけど・・・

「情報の取捨選択と要約」「鳥の目と虫の目」という新聞記事の考え方は生かしていて、このブログのレビュー記事に表れていると思う。

このほうが、メリハリが付いて、読みやすいはずだ。

 

また、私は、新聞のコラムや解説が得意。

兼務の論説委員として、1面コラムを担当した時期もある。

通常のニュース記事と違って、コラムは、何を書くかが思い浮かばないと書けない。

だから、日頃からアイデアをメモしておき、随時、肉付けしながら膨らませている。

 

新聞記事の書き方、コラムのネタ出しは、ブログ記事を書く方にとっても、参考になる内容があるのではないかと思って、ブログで書いてきた。

「記者の執筆術」として、あらためて、ここに集約して紹介したい。

 

(詳しくはリンクから各記事へ。随時、追加・更新する)

 

(1)ニュースが記事になるまで

新聞記事の特徴は取捨選択と要約だ。全体像を俯瞰して収めつつ、ポイントを絞ってクローズアップすることで詳しく書き込んで具体性を持たせられる。記事にメリハリが付いて、読みやすくもなる。

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(2)記事を書く速さ

記事を書く速さは生ニュースだと「1行1分」が目安。ニュースを掘り下げるレポート記事を組日の夕方に無茶ぶりされ、何とか乗り切ったこともある。

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(3)毎日書き続けるコツ

通常のニュース記事と違い、コラムは何を書くかが思い浮かばないと書けない。日頃から、思いついたアイデアの断片をメモしておき、随時、肉付けしながら膨らませるのが、私のやり方だ。

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(4)行き詰まったネタは捨てる

書き始めても、うまく膨らまずに行き詰まることがある。その時は、思い切って捨てると新たなネタが浮かんだりする。

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(5)長い記事を書く時に下書きを残す

私の場合、レポート記事のような長い記事を書く時には下書きを残す。原稿を3ブロックに分け、関係者のコメントを軸に肉付けする私の書き方と合わせて紹介する。

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(6)アンケートで自ら記事のネタを作る

アンケートをして、自ら記事のネタを作る手法がある。いかに協力してもらい、回答を多く集めるかが鍵だ。

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(7)旧字許容の流れ

これは、こぼれ話。

新聞記事では、旧字等の異体字は常用漢字に改めるのが原則だけど、現在は旧字等を許容する流れがある。

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<以下は、記者の仕事シリーズのハブ記事>

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